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?…好き…?

第25章 治療…

とりあえず、当たり障りのない返信をしておいた。
数日が過ぎ…
又、彼女からメールが来た。
『自分の病気の受診してきたよ、ホルモン剤を毎朝飲み続けなくちゃいけないんだって、太りやすいらしいよ、前みたいにたくさん食べられなくなるのかな、切ないなあ、子供は上の子の結膜炎が赤ちゃんに移ったかもしれない、近寄るなっていっても近寄っちゃうし、本当に言うこと聞かなくて、泣いてばっかりでこまっちゃう、呟き聞いてくれてありがとー』
『チビちゃん完全に、赤ちゃんがえりしてますね、赤ちゃん気を付けて下さい、それから自分の身体も大切にして下さい』
そんな返信しか出来なかった。
本当は…
会いたくて…
でも…
そんなことは…
とても…
そう思っていると数日後に、電話が…
全く気付かない内に、着信履歴があった。
慌てて電話をする。
「もしもぉしぃ」
「どした?」
「ホルモン剤の次は放射線治療だって、平日毎日、土日祝日はないから1ヶ月以上だって、赤ちゃんいるのにイヤになっちゃう」
「そっかぁ…、大変だぁ…、産休なのに、全然暇ない生活なんだね…」
赤ちゃんの保育園の事といい、彼女自身の治療の事といい、思ったとおりだ…
やっぱりもう…
「もう上の子は保育園行かせて、赤ちゃんはばあちゃんに看ててもらうしかなくてぇ~」
「そうだよなぁ…」
「上の子預けて、そのまま病院向かって、午後イチで放射線なのぉ」
アレ…
コレって…
「大変だなぁ…、けどそれじゃぁ、昼飯どうすんの…?」
「お金もキツイけど、適当に病院行く前か後に、その辺で食べるしかないわねぇ」
………
なんとなく、会話の流れで、俺の暇な休みに一緒にランチをすることになった。
まさかの展開に、俺は浮かれた…

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