
?…好き…?
第23章 赤ちゃん…
「えっ!?あっ!?」
昨日産まれたばかりの赤ちゃん…
俺は、自分の子供さえ、こんなに直ぐには抱かなかった…
何と言えばいいか、別に新生児に触れるのが怖いとかではなく、産まれたての赤ん坊は、母親のもの、という感じがして、遠慮してしまうと云うか、そんな想いがあるからだ。
それなのに…
今…
他人の赤ちゃんが…
彼女の…
赤ちゃんが…
俺の…
腕の中に…
彼女の赤ちゃん…
……………
どうして…?
彼女は俺に…
昨日産まれたばかりの…
大切な赤ちゃんじゃないの…?
何で俺なんかに…
……………
彼女の赤ちゃんを抱いて、彼女の赤ちゃんが抱けて、嬉しくなっている自分…
でも…
彼女達夫婦の結晶を、見せつけられている様な、そんな気持ちにも…
もう…
アナタとは…
そう思わせようとされている様な…
そんな気持ちに…
この子が…
俺の子だったらょ…
俺は首を小さく横に振った。
何考えてんだ俺はっ…
だけど…
何にしても、この温もりを、もう少し感じていたい…
可愛い赤ちゃん…
でも、本当に良かった…
この何ヶ月間…
彼女の無事を…
彼女の大切な赤ちゃんの無事を…
ずっと考えていた…
ずっと…
ずっと…
本当に良かった…
本当に…
そう思いながら、俺の腕の中にある、彼女の宝物を見つめていた…
何分経っただろうか、俺は彼女のお喋りを聞きながら、赤ちゃんを抱いていた。
時折彼女は、赤ちゃんに話しかけて顔をつついたりした。
こうしていると…
まるで…
………
ふと我に返った。
帰らなくては…
昨日産まれたばかりの赤ちゃん…
俺は、自分の子供さえ、こんなに直ぐには抱かなかった…
何と言えばいいか、別に新生児に触れるのが怖いとかではなく、産まれたての赤ん坊は、母親のもの、という感じがして、遠慮してしまうと云うか、そんな想いがあるからだ。
それなのに…
今…
他人の赤ちゃんが…
彼女の…
赤ちゃんが…
俺の…
腕の中に…
彼女の赤ちゃん…
……………
どうして…?
彼女は俺に…
昨日産まれたばかりの…
大切な赤ちゃんじゃないの…?
何で俺なんかに…
……………
彼女の赤ちゃんを抱いて、彼女の赤ちゃんが抱けて、嬉しくなっている自分…
でも…
彼女達夫婦の結晶を、見せつけられている様な、そんな気持ちにも…
もう…
アナタとは…
そう思わせようとされている様な…
そんな気持ちに…
この子が…
俺の子だったらょ…
俺は首を小さく横に振った。
何考えてんだ俺はっ…
だけど…
何にしても、この温もりを、もう少し感じていたい…
可愛い赤ちゃん…
でも、本当に良かった…
この何ヶ月間…
彼女の無事を…
彼女の大切な赤ちゃんの無事を…
ずっと考えていた…
ずっと…
ずっと…
本当に良かった…
本当に…
そう思いながら、俺の腕の中にある、彼女の宝物を見つめていた…
何分経っただろうか、俺は彼女のお喋りを聞きながら、赤ちゃんを抱いていた。
時折彼女は、赤ちゃんに話しかけて顔をつついたりした。
こうしていると…
まるで…
………
ふと我に返った。
帰らなくては…
