
?…好き…?
第23章 赤ちゃん…
俺は、食べ物を不味そうに食べるのを見るのは、大嫌いだ。
彼女は決してお上品に食べるワケではないが、食べ方は汚くないし、美味しそうに食べる。
彼女は2コ目のケーキも、ペロリと食べた。
彼女がもう一つの袋に目をやった。
妻の買ったミルクだ。
「ありがと」
「あぁ…、ウチのヤツが持ってけって…」
「そう、悪いわね、初乳ね、母乳沢山出る人から、分けてもらってあげたの…」
「へぇ…、そんな風にするんだ…」
免疫とかの為らしい。
彼女はそうは言わないが、本当はおっぱいあげたいんだろうなぁ…
薄い入院着で、大きくなっている胸が目立っている…
どこ見てんだ…
俺は…
何故か、俺は彼女が病気の事で言った言葉を、思い出していた…
『胸の事は、アナタは異性なの…』
「さ、行きましょ、赤ちゃん預けて来るわ」
「あぁ…、うん…」
彼女は、キャスターの付いた赤ちゃんのベッドを引っ張った。
彼女について歩く。
新生児室、とでも云うのだろうか、彼女はそこにベッドを押して行った。
ほんの僅かな時間だが、他のお母さん達とすれ違い、気まずい…
先にエントランスまで歩いた。
後から彼女が来る。
一緒にエレベーターに向かう。
エレベーターに乗り込むと、彼女がフロアのボタンを押し、下階へと下りていく…
出入口のフロアで彼女が降りる。
「あれ、喫煙所って違くなかったっけ」
「いいのよ、こっちで」
「へ?」
彼女について、出入口から出た。
「車はどの辺かしら?」
「あぁ…、そうゆ~こと…、こっちの方だよ」
入院着のままの彼女と、駐車場を歩く。
比較的近くに停めてあった、俺の車へ2人で乗り込んだ…
幾日ぶりだろう、彼女を助手席に載せるのは。
相変わらず、身内以外では、彼女しか載せたことのない助手席…
彼女は決してお上品に食べるワケではないが、食べ方は汚くないし、美味しそうに食べる。
彼女は2コ目のケーキも、ペロリと食べた。
彼女がもう一つの袋に目をやった。
妻の買ったミルクだ。
「ありがと」
「あぁ…、ウチのヤツが持ってけって…」
「そう、悪いわね、初乳ね、母乳沢山出る人から、分けてもらってあげたの…」
「へぇ…、そんな風にするんだ…」
免疫とかの為らしい。
彼女はそうは言わないが、本当はおっぱいあげたいんだろうなぁ…
薄い入院着で、大きくなっている胸が目立っている…
どこ見てんだ…
俺は…
何故か、俺は彼女が病気の事で言った言葉を、思い出していた…
『胸の事は、アナタは異性なの…』
「さ、行きましょ、赤ちゃん預けて来るわ」
「あぁ…、うん…」
彼女は、キャスターの付いた赤ちゃんのベッドを引っ張った。
彼女について歩く。
新生児室、とでも云うのだろうか、彼女はそこにベッドを押して行った。
ほんの僅かな時間だが、他のお母さん達とすれ違い、気まずい…
先にエントランスまで歩いた。
後から彼女が来る。
一緒にエレベーターに向かう。
エレベーターに乗り込むと、彼女がフロアのボタンを押し、下階へと下りていく…
出入口のフロアで彼女が降りる。
「あれ、喫煙所って違くなかったっけ」
「いいのよ、こっちで」
「へ?」
彼女について、出入口から出た。
「車はどの辺かしら?」
「あぁ…、そうゆ~こと…、こっちの方だよ」
入院着のままの彼女と、駐車場を歩く。
比較的近くに停めてあった、俺の車へ2人で乗り込んだ…
幾日ぶりだろう、彼女を助手席に載せるのは。
相変わらず、身内以外では、彼女しか載せたことのない助手席…
