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「だからぁ、とりあえずユニフォーム、アナタが持ってて」
「え？別にいいけど…？そんでどうすんの？俺に持って来い、って!?」
「そう、無理なら別にいいけど」
「えっ…、あっ、預かっとくっ！明日っ、必ず持って帰って来るっ！」
既に…
半月…
経っている…
やっぱりっ…！
会いたいっ…!!
やっと…
会う理由が出来た…
もう…
最後に…
一度は…
そう考えた…
でも…
そんなの…
ムリだ…
「じゃあ、明後日持って来てね」
「うんっ、それでどうすればいい？検診の時間は？」
さっきまでとは、打って変わって、俺の心は弾んでいた。
「一応予約は午前中なんだけど…」
「でも、よく時間かかるって言ってたよね」
「そうなのよぉ、みんな予約の筈なのに、おかしいわよねぇーっ」
「じゃあさ、終わったら連絡頂戴、一緒にお昼ご飯でもしようよ」
「いいわね、そうしましょ、あ、子供連れてくけどいい？」
「そうなの？それだったら終わってからじゃなくて、検診の間子供看ようか？」
子供が居たって構わない…
会いたい…
会いたいよ…
「違うのよ、ウチの子何故か、先生気に入ってて(笑)」
「なんだ、そういうことなんだ(笑)」
「それにね、エコーで赤ちゃん見るのも、楽しみにしてるの」
「そっか、じゃ、検診は一緒で大丈夫なんだね(笑)」
「うん、それじゃ、明後日ね」
「うん、じゃ、昼頃出られる様にしておくから、終わったら連絡頂戴ね」
「終わったら、電話かメールするわね」
「うん、それじゃ、そろそろ」
………
もう…
会えないと思ってた…
もう…
会わないと思ってた…
『アタシって…冷たいから…』
あの言葉で…
もう…
終わったと…
……………