
?…好き…?
第18章 買い物…
「おぉ~、あそこかぁ~、でも俺、何度も前通ってるけど、入るの初めてだな(笑)」
「あら、そうなの、あそこのスーパー、安くていいのよ(笑)ホントはね、肉だったら何曜日、とか、より安く買える日もあるの(笑)」
車に乗り込んだ。
彼女は、お喋りしながら車を走らせ、○○○○のスーパーに向かった…
彼女は普通に、沢山お喋りしてくれる。
でも、俺の頭の中は、産休前に会えるのは、これが最後かもしれない、ということで、いっぱいだった。
彼女と会話しているが、それがほとんど、記憶に残らなかった…
スーパーのある交差点に着いた。
俺は、初めてで、駐車場の場所さえ、知らなかった。
交差点を右折し、スーパーの横を通って、裏に駐車場はあった。
彼女は、その中で、割りと店よりの空きスペースに、駐車した。
駐車場の端に、灰皿があった。
「とりあえず、先に一服しね?」
「ここじゃなくて、店の前の通り側なら、腰掛けられるよ」
「あ、そうなんだ、あっちにも灰皿あるんだ」
「座ってた方が、お腹が大きいの誤魔化せるし(笑)」
どうやら、妊婦なのに喫煙をしていて、周りの目は気になるらしい。
でも、病気と妊娠が同時に分かって、産まれてくる子に、母乳さえあげられない彼女。
ちゃんと産むことが出来るだけでも、ある意味、奇跡かもしれなかった。
そういう自分の身体のこと…
お腹の子のこと…
家のこと…
娘のこと…
旦那のこと…
ストレスが溜まっていても、無理はない。
煙草も吸いたくて、当然なのだろう…
俺の入る余地など、ある訳がない…
それなのに、こうしていられるだけでも、有り難く思うべきなのだろう…
「あら、そうなの、あそこのスーパー、安くていいのよ(笑)ホントはね、肉だったら何曜日、とか、より安く買える日もあるの(笑)」
車に乗り込んだ。
彼女は、お喋りしながら車を走らせ、○○○○のスーパーに向かった…
彼女は普通に、沢山お喋りしてくれる。
でも、俺の頭の中は、産休前に会えるのは、これが最後かもしれない、ということで、いっぱいだった。
彼女と会話しているが、それがほとんど、記憶に残らなかった…
スーパーのある交差点に着いた。
俺は、初めてで、駐車場の場所さえ、知らなかった。
交差点を右折し、スーパーの横を通って、裏に駐車場はあった。
彼女は、その中で、割りと店よりの空きスペースに、駐車した。
駐車場の端に、灰皿があった。
「とりあえず、先に一服しね?」
「ここじゃなくて、店の前の通り側なら、腰掛けられるよ」
「あ、そうなんだ、あっちにも灰皿あるんだ」
「座ってた方が、お腹が大きいの誤魔化せるし(笑)」
どうやら、妊婦なのに喫煙をしていて、周りの目は気になるらしい。
でも、病気と妊娠が同時に分かって、産まれてくる子に、母乳さえあげられない彼女。
ちゃんと産むことが出来るだけでも、ある意味、奇跡かもしれなかった。
そういう自分の身体のこと…
お腹の子のこと…
家のこと…
娘のこと…
旦那のこと…
ストレスが溜まっていても、無理はない。
煙草も吸いたくて、当然なのだろう…
俺の入る余地など、ある訳がない…
それなのに、こうしていられるだけでも、有り難く思うべきなのだろう…
