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?…好き…?

第18章 買い物…

彼女に会える…
一緒に過ごせる…
荷物持ち…
それで構わない…
こんなにも、彼女との待ち合わせが、待ち遠しい…
一通り中を回り、再び表に出る。
煙草に火を着けて、通りを覗く…
煙草を吸いながら、何度かそれを繰り返す…
煙草を一本吸い終える頃…
来た…
彼女の車だ…
煙草を灰皿に捨て、再びコンビニの中へ。
先程、一回りした時に、見ておいた、彼女の好きそうな、アイスクリームを手に取り、会計を済ませる。
駐車された、彼女の車へ行く。
助手席のドアを開け
「お邪魔しまぁす」
と車に乗り込んだ。
彼女の顔を見ると、不安は何処かへ行ってしまう…
いつも通りの、にこやかな彼女だ…
でも、だからこそ、彼女のホントが、分からない…
俺を…
どう思っているの…?
どうしてまた…
ドライブするの…?
それでも、今、目の前に彼女が居る。
そのことに、喜びを感じている、俺がいる…
「喰う?」
アイスクリームを出した。
「うん、食べる食べる」
彼女は、美味しそうに、それにかじりついた。
「電話掛かってきたから、びっくりしちゃった、何で電話?って、思っちゃった」
「土曜日大丈夫?って言っておいたじゃん、また連絡するって…、メールしたのに、返事来ないから、ドライブしたくないかと思ってたよ…」
「あははっ、アタシ携帯見ない時は、見ないからぁ~、メール気付かなかった」
「気付けよ(笑)」
「電話くれればいいのに」
「電話だって、出ねぇときあるじゃん」
「もしかして、電話くれてたの!?」
「いや、今回は電話してないけどさ…、土曜日、って言ってあったから、少しは気にしてくれるかと思ったのに…、まぁ、連絡ついたからいいけど(笑)」
「これ、美味しい(笑)検診近いのに、ハマっちゃいそう(笑)太ったら、どうしてくれるのよ」
「知るかよそんなこと(笑)」

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