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青の水

第6章 金曜日の夜。

「うるさい。」
「!?」

急に両手首を掴んだかと思うと、
あっという間にソファの上に倒された。

「キス、したい。
 俺が欲しいのはYESかNOだけ。」
「・・・。」
「それとも、金が要る?」

・・・っ!
私の右手が動くのが早かったか、
麻基がお金を出すのが早かったか。

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