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青の水

第6章 金曜日の夜。

一瞬の沈黙。

「・・・男臭いっていったの、
 そっちだけど。」
顔を絶対に向けることはしない。

「もう、柑橘類の香りしかしないよ。」
頭を大きな骨ばった手で撫でる。

「・・・男の物、
 この口で7人くわえたよ?今日」
関心が内容に取り繕う。

黒い物がまた心に溜まる。

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