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第3章 一年前




どんなに見ても一列足りない。



数えていたから見間違いるわけがない。

なくなった列のお墓は新しいものだったので覚えているが、名前が気になってしょうがなかったが無い今としては見ることすら出来ない。



お墓があったと見られる場所には代わりと言わんばかりのクリスマスローズが植えてあった。


気が付くとだんだんと霧が晴れてきてはもう朝食の時間だったので、やむを得ず部屋に戻ることにした。


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