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第3章 一年前




見られないように草木に隠れながら進んでいたが濃い霧の為、わざわざ身を隠して歩く必要もなかった。



しかし、いくら回ってもお墓すら見つからなかった。


ここを曲がって、右に行って…


霧のせいなのか見つからない。



確か近くに大きな桜の木があって、近くにそう…この花壇があって…


桜の木もその花壇も目の前にある。







あった。








あれ?









一列足りない気がする。




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