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第3章 一年前




やっとの思いでなんとか門の前まで来た。


真っ赤な門は夜中の景色に浮き出ているように存在感があり、一層不気味さを増していた。




ない。



張り紙が全て無い。


まるで私が見に行くのを分かっているかのように紙は全て剥がされていた。



何の収穫も無しにがっかりして家に戻ろうとしたら、



目の前に気になるものがあった。


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