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第3章 一年前




夜中、薬を飲まずに完全防備で庭に出た。



昼間とは違い、植物や木々が深い眠りについているように風に身を任せている感じでざわざわと揺らいでいた。



誰もいない人気のない庭は空気が澄んでいては凍り付くように寒く冷たさを増していた。



まるで深夜の墓地のようだ。



ランプを片手にもう片手には棒を持っていた。



自分の家の庭でも流石に1人は怖い。



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