テキストサイズ

第3章 一年前




部屋に戻って、先程丸めた紙を広げては電気の灯りに紙をかざして眺めていた。


雨で流されてはいるがほんの微かに字が見えた気がした。



…地



上が土…?





目が疲れるまでじっと眺めてみたが、分からないかった。



でも気になってしょうがない。



宮本や民江が寝静まっている夜中に門に行くことにした。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ