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第3章 一年前




「そんなに気になりますか、しょうがないですね。」



呆れた感じで民江が言ったが、私は気になったので車椅子を引いてもらうことにした。



民江の態度が少し変わった気がしたが気にしてもしょうがない。



「早く帰りたいなら、早く引いてちょうだいよ。」



私も大人気無くムッとした声色で言った。



そもそも私が雇い主なんだから。




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