
それでも、私は生きてきた
第62章 母の望み
時々、
母親とメールで会話をしていた。
小田さん家族の中で毎日、楽しいよ。
奥さんにお料理を教えてもらったよ。
小田さんの子供さん達と買い物したよ。
小さな子供が、離れて暮らす母親に
1日の報告をするかのような
一言メールを繰り返していた。
母からの返信は、
だんだん減っていた。
また
少しづつ
突き放しが始まって行くんだろう。
と、
思いつつも
不安を掻き消すように
メールを送り続けていた。
何かをキッカケに、
母から
昔、
包丁を突き付けてしまった事ごめんなさい。
と、メールが来た。
私がカチカチカチ…と、
携帯に打ち付けた言葉は、
もう気にしないでいいよ。
私も気にしてないし。
だった。
母親とメールで会話をしていた。
小田さん家族の中で毎日、楽しいよ。
奥さんにお料理を教えてもらったよ。
小田さんの子供さん達と買い物したよ。
小さな子供が、離れて暮らす母親に
1日の報告をするかのような
一言メールを繰り返していた。
母からの返信は、
だんだん減っていた。
また
少しづつ
突き放しが始まって行くんだろう。
と、
思いつつも
不安を掻き消すように
メールを送り続けていた。
何かをキッカケに、
母から
昔、
包丁を突き付けてしまった事ごめんなさい。
と、メールが来た。
私がカチカチカチ…と、
携帯に打ち付けた言葉は、
もう気にしないでいいよ。
私も気にしてないし。
だった。
