
暗い少女は明るい少女?
第15章 修学旅行記
純が緑色の紙を指に挟んでひらひらさせる。
それはみんなの分があった。もちろん僕のもある。
「カステラの割引券?お土産かしら?」とすみれ。
「さっき下で売ってたよ。金箔が入ってるんだって。」と理美。
「金箔?すごいっ!」夏月がびっくりしている。
僕たちはとりあえずお土産は後で見ることにして日光東照宮の見学をした。
その時声が聞こえてきた。
「***けん、***や。」
灰音がため息を吐く。
「ったく、方言丸出しで話すなんて田舎モン丸出しね。」
「少し恥ずかしいよね。」と美奈。
「仕方ないよ。」と純が宥めた。
「大声で話さなきゃいいんだよ。つまり。」と僕。
「あれ見て!」すみれが声を上げた。
「あれだね。『見ざる言わざる聞かざる』って。」
そこには三猿の木彫像があった。
それはみんなの分があった。もちろん僕のもある。
「カステラの割引券?お土産かしら?」とすみれ。
「さっき下で売ってたよ。金箔が入ってるんだって。」と理美。
「金箔?すごいっ!」夏月がびっくりしている。
僕たちはとりあえずお土産は後で見ることにして日光東照宮の見学をした。
その時声が聞こえてきた。
「***けん、***や。」
灰音がため息を吐く。
「ったく、方言丸出しで話すなんて田舎モン丸出しね。」
「少し恥ずかしいよね。」と美奈。
「仕方ないよ。」と純が宥めた。
「大声で話さなきゃいいんだよ。つまり。」と僕。
「あれ見て!」すみれが声を上げた。
「あれだね。『見ざる言わざる聞かざる』って。」
そこには三猿の木彫像があった。
