テキストサイズ

暗い少女は明るい少女?

第55章 純の話

無理矢理、ステージに引っ張り出された柊一は冷や汗をかいていた。
柊一は人の前に出ることは苦手では無いが何の打ち合わせもない、ぶっつけ本番というものには弱かった。
そのうえ、楽譜を見て絶望していた。
 
「これ、バイエルどころじゃない…」

柊一はもう完全に固まっていた。
しかし、その時だった。
彼に救世主が現れたのは。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ