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暗い少女は明るい少女?

第52章 僕と灰音~memory~

その時

「灰音ちゃん!」

明るい声がした。
白いブラウスに黒いフレアスカートに茶色い長い髪の灰音と同じぐらいの少女が立っていた。

「椿(つばき)ちゃん…」

「浮かない顔ね?」

椿と呼ばれた少女は僕の方を見て自己紹介をした。

「初めまして。灰音ちゃんの友達の日下部椿(くさかべつばき)よ。よろしくね。」

礼儀正しい子。
僕が感じた第一印象だった。

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