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暗い少女は明るい少女?

第50章 紅い竜と蒼い光

どうしようか。
光さんに聞いても答えてくれないだろうな。
僕はなんとかしたいと思っていた。
紅のためと言うか僕自身のために。
このまま気まずいのは嫌だし、紅と光さんを会わせてしまったのは僕だ。
何事も解決するにはまず原因を突き止めることから始める。
今回はその第1段階から躓いてしまっている。

「何、考え込んでるの?」

その声に驚いて振り向くと今度は灰音が僕を見ていた。

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