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暗い少女は明るい少女?

第39章 雪色旅行

「別にいいんじゃない?観光客なのは本当だし、それに…」

僕は周りを見回した。
みんなお洒落だ。

「地味だね、僕。」

僕の恰好はジージャンにジーパンにスニーカー。
結構お気に入りだけど地味な気がした。

「良いんじゃない?なかなかカッコいいと思うよ。」

そう言う灰音はタータンチェックの膝丈のフレアースカートに黒のセーターを着て黒のタイツにローファーである。
色の使い方が上手でなかなかセンスが良い。

「まあ、灰音が言うことって大半当たってるからそういうことにしとく。」

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