テキストサイズ

暗い少女は明るい少女?

第39章 雪色旅行

自由行動では主に3グループほどに別れた。
自由行動は午後になってからだったからあまり遠くまで出かけられない。
僕はホテルのロビーのパンフレットコーナーで面白そうな広告を見つけた。
僕はそれを取るとロビーのベンチに座ってる灰音に見せた。
僕たち7人はもうそれぞれ出かけていた。
如月と純は町を散策すると早々に出て行き、美奈と相沢さんと雪さんは買い物に行ってついでにお茶でもしてくると出かけて行った。
結局、残された灰音と僕はどこに行こうか考えていたのである。

「ルーブル美術館展?」

「うん、国立新美術館で今やってるんだって。どう?」

僕から受け取った広告を見ながら灰音は有名な画家の名を読み上げた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ