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いいから早く俺のものになれよ

第1章 入学、そして

高校の入学式って
はやいな~。

最初のホームルームも終わり
帰ろうとすると、

「た、た、た、高橋君!!」

「高橋君!!」

「あの・・・高橋君?」

な、なんだ・・・?

「「「アドレス・・・、
   交換しませんか!?」」」

またアドか・・・。

まぁ、
あって損なものではない。

「さっき、
 あの子に教えたから
 あの子から聞いて。」

俺は、そう言い残すと
女の子の集団に背を向けた。

”かっこい~”

女の子の集団から
ヒソヒソと声が聞こえる。

俺は、この感じが嫌いなんだ。

美幸も来ることだし、
早めに校門に行こう。

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