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ふしだらと言わないで

第5章 慰み者の娘 2

 当たり前だ
 仕事を抜けてきたのだ
 それをいつまでもこんな所にいるわけにはいかないだろう



「だが、あと五分ある」
「えっ…?」



 おじ様が布団に入ってくる

 大きな腕に捕まってドキドキする



「酷な扱いを恨んでいるか?」
「…?いえ…」



 顔が近い流れでキスを交わす
 優しいキスと添い寝

 頬が火照ってくる



「風邪が…移ります…」
「構わぬよ、それより
もう少しこうしたい気持ちが強い」



 唇が触れ合う
 離れて、また触れる

 五分がとても長く感じる

 でも終わってほしくない



「おじ様っ…時間…んんっ///」
「双葉が良くなるおまじないだ」



 お仕事抜きのキス
 体の芯まで…
 風邪でなのか、キスでなのか



 おじ様が行ってしまったあとも
 顔の熱が収まらなかった

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