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ふしだらと言わないで

第5章 慰み者の娘 2

 夜には熱が引いた
 汗をたくさんかいて寝たら
 ぐっと楽になった

 この分なら明日には復帰できる



 私はとても美人の愛華という人と相部屋であった

 愛華は17と若いが、女性から見ても色っぽく時折ドキッとさせられ、そのたびに見習おうと思った

 少し寡黙な人で
 色が白く髪が長くて綺麗だ



 でもすごく優しい
 私は妹みたいに可愛がられてる



 愛華もお仕事大変だったのに今も看病してくれている



「旦那さまが…?」
「うん」



 私は昼間のことを話した
 えっちな部分は伏せて

 笑い話になると思ったのだ
 あの強面で笑わなくて女で金儲けするような非道なおじ様が、見舞いなんて似合わないことしたんだよって



「…いいな」
「えっ?」
「えっち…した?」
「病人ですよ!?ないです!///」
「旦那さまと最近…してない」



 びっくりした

 おじ様みたいな非道な人間
 絶対嫌われていると思っていた

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