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いつか…

第7章 :それでも



それから私は
「しばらく距離をおこう」
親にそう言われて
お母さんの方の実家に預けられた
自分の部屋もある
お手伝いももちろんした
おばあちゃんもおじいちゃんも
喜んでくれた
けどそれは最初だけで…
1ヶ月もしないうちに
悪くなって納豆のように糸をひくご飯を出されたり
だんだんご飯を出してもらえなくなった
親にもらったおこづかいは食費に消えていく
それでも毎日ご飯は食べれない
自分で作ろうとしても文句を言われた
部屋も勝手に入って私の持ち物をあさって
「あなたコレはどうしたの?」
とか聞かれた
私は学校が終わって帰る
それからはトイレとお風呂以外
一階に降りない
お風呂もお湯をためないで
いつためたかわからないお湯だったり
冷たい水がたまってたりして
シャワーだけだった
それでも
「今月の水道代高いわねー」
とか私に聞こえるように言われた
(なら預からなきゃよかったじゃん)
そうおもっていた
朝は龍のメールで5時頃起きて
学校に行く
帰ってきて
自分の部屋に籠る
休みの日は1日籠ったり
遊びにでたり…
そんな生活をした









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