テキストサイズ

いつか…

第7章 :それでも




もうなにを話してもわかってくれないから
このときは
昔にお母さんの彼氏に暴力されてた
その事だけを話した
もちろん10年以上も前のことを
お母さんは気がついていなかった
「悪かったわね、じゃあお母さんはパパとかに話して怒られたらいいんでしょ」
もうなにをいっていいのか…
開き直るって感じで
本当に悪いと思ってない…
『龍と会って話がしたいから1日待って』
家の近くで親は見張っていたが
家にかえしてくれた
龍に連絡をいれる
<外に親いるなー笑っ
見つからないように家出れるか?>
すぐに携帯と財布を持って家をでる…
《龍の家出て岡山の
知り合いの所に行きます》
親にそうメールして携帯の電源をきる
しばらく歩いて龍と合流する
今日は車にとまるみたい
龍は仕事…
仕事に行く前に私のコムに
知らない番号から電話がかかってきた
わからない番号は出ない…
コムの電源もきる

次の日
明け方に龍が車にくる
見つからないように家にいるように言われた
お昼前…
どんどんどんっ!!
「岩水さん!!登さん!!」
男の人が龍の苗字と私の苗字を呼ぶ声
ドアを開けようと
ガチャガチャとドアノブをまわす音
このときから私は
ドアを叩く音が怖くて仕方ない
ドアをはさんで話してる内容を聞くと
警察…
少しして親の声にかわる
昨日の電話も警察からで…
それからは脅しだった
きっと親が自分たち悪くありませんって
感じのアピールしたんだと思う
脅されて…
警察の言う通り
親に神奈川に連れて帰られる
神奈川に連れて帰られてからは
コムと家のカギをとられた
私に龍が渡したものはなんでも
気にくわない顔をしていた親







ストーリーメニュー

TOPTOPへ