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第2章 土曜日
「……煌太…?!」
そこには、奴のナイフが刺さり血だらけになり悶えている煌太の姿だった。
「…な…なんで…俺を助け…た…?」
「同盟組んだ、ってのに、助け、ねえのは、可笑し、いだろ…?」
煌太は途切れ途切れに言った。
血がドクドクと開いている傷口から出ていく。
――俺は……俺は……!!!!!!!!
何故信じてあげられなかったんだ…
…そんな想いでいっぱいだった。自分の行動を、考えを、後悔した。
「…俺は、死ぬ…けど……お前、は…生き、残れ」
煌太はそう言って、静かに息を引き取った。
「こうたあぁあぁぁあぁあ!!!!!!!!!!!」
