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第2章 土曜日
「…ッ…」
基樹は奴の攻撃を避けるのに精一杯で全く攻撃することが出来なかった。
…それを証拠に、基樹はかすり傷だらけになっていたのである。
…偶にだが、奴にも隙が出来る。
基樹は、その隙を狙ってサバイバルナイフをぶちこもうと考えていた。
「ハハハッ…ハハハッ!!どうした!!!!避けてばっかりじゃないか!!!!!!」
そう言って、とどめの一撃とでも言わんばかりに、持っていたナイフを高く振り上げた。
――たっ…助けて…!!
「死ねえぇぇえぇえぇえ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グサッ
