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笑顔の空。

第3章 恐怖 ‐きょうふ‐

知り合い…。

でも、私は覚えてない。
嫌な奴…?

私にとって、絡司さんが?
てか、呼び捨てする仲だったって事?

あーもう!全然わっかんないし!

頭痛いし!なんなの絡司さん…!

「そんな難しい顔すんなって」
優輝さんが私の頭を撫でる。

優輝さんのこういうとこ好きだなー…。

はっ…!
私ってばまた優輝さんで頭が…。
「あ、何?惚れた?」

「ちッ!違うッ!」
顔が熱くなるのが分かる。

多分、私いま顔真っ赤だ…。

「ふーん?顔真っ赤にしてそんなこと言われても、説得力に欠けるなぁー?」
くそぅ…!言い返せんぞ…!

「ねぇ、美歌。付き合ってみようか。」
「はっ?」
いま、なんと…?!

「せっかく同居中だし、新婚さんごっこしよう。」

…まじですかっ…?

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