
彼・彼女の言い分
第3章 複雑な理由
『軽く…嫉妬を覚えましたよ…春…』
「わぁ!!!」
ビックリした!!!!!!
「なんだよ…見てたのかよ!!!照れるじゃね〜か〜」
『春…うれしそうだし…楽しそう…そんな…春の顔、好きですよ』
クスッと笑い、恥ずかしげもなく…
「////////」
慣れない…このアプローチには…慣れそうにない…
『カワイイ…耳…真っ赤』
「観察をするな」
俺達は…生徒のまばらになった教室を出た。
教室をでて…水上は…華道部の教室に直接向かう
「おい…花…取りに行かないのか?」
『あ…今日は…華道部お休みですから…花は…持って行きませんよ?』
ん?じゃあ…
誰もいない教室に…
俺を連れ込んで!!!
何する気だーーーーーー?
えっ!!!
無理!無理!女子と!!!無理だから!!!
『春…無表情ですが…指が…アタフタしてますよ…何考えてるんですか…』
「いや…え…無理…かな〜って」
『何が無理なんですか…訳わからない…、
今日は…華道部の後輩の子に、明日放課後来てほしいと言われたから…出向いているのです。』
あ……そう…ですか…
はやとちりしました…
それも…スケベな方へ…
反省します…
