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甘いキスを永遠に

第91章 甘いキスを永遠に

「私、乗れるかな?」


「乗れるでしょ。俺のチャリ乗った事あったよね」


「随分昔じゃない」


「体は覚えてる」


私は恐る恐る一台の自転車を受け取り跨いでみた。


「おっしゃ、行くぞ!麻実」


元哉も直ぐに自転車に乗り漕ぎ出した。


「待って…」


私もハンドルしっかり握って慌てて漕いだ。


おっ、乗れた。


元哉の言うとおり体は結構覚えてるものだ。

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