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甘いキスを永遠に

第90章 楽園の愛

雨のように降りしきる満天の星々…


暗闇を妖しく照らす月…


その月は海に映り黒く揺れる波を白く光らせて妖艶だ。


夜の波音を聴きながらヴィラまで浜辺をのんびり元哉と歩いた。


さらさらとした砂が足に心地良くふわふわした。


「ふふふ…」


「どうした?」


「今ね、元哉の自転車に乗っていた気分になった」


「俺に恋してる?」


「ええ、恋してる。
ドキドキしてふわふわして…
私は何度でも元哉と恋に落ちるわ…」

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