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第8章 過去と現在



「モノになりそうだから」

「…」

「…なんてな。ただ、お前のレスポールが窮屈そうにしてたからさ…」



そう言われ、僕はハッとした。



僕は今までそんな風に弾いていたのか…?




「蒼士。音を、お前の音を…出してみろよ」

「…っ…」

「ギターじゃねぇ…
お前のROCKを、ちゃんと聴かせてみろよ!
分かるよな?
ギターってもっと…気持ち良いもんだろ?」



そう言うと陸斗さんは、フッと笑った。






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