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359°

第8章 過去と現在

 



僕の、音…


僕の、ROCK…




僕は目を閉じた。
あの日見た光景を思い出す。



5歳の頃、初めて叔父さんのバンドの生ライブを見に行った。



その世界は衝撃的だった。
不思議と怖さはなく、胸が熱くなったのを覚えてる。
叔父さんの自由で輝いてる姿に、心奪われた。



『僕も…僕も叔父さんのようにギターを弾きたい…!』



それが本気でギターをやろうと思ったきっかけだ。
何も考えず、感情のままに弾けたら…



どんなに気持ちいいだろう…。







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