
ホストクラブの罠(不良総受け)
第13章 透吾vs大和
「思ったより殺風景な部屋なんですね。案外狭いし・・・」
「ココはほとんど使ってないからな。」
上着を脱いでゆったりとソファーに腰掛ける透吾さんは静かにタバコに火をつけた。
俺はすぐに瑠希さんをベッドに寝かせた。
涙目で荒い息遣いの瑠希さんに発情してしまうのを必死で堪えていた。
実際
俺も限界だった。
身体が熱くてたまらない
触れたい
触れたい
触れたい
その想いがみるみるうちに増していく。
制御不能になる前になんとかその場を立ち去りたかった。
だけど
それさえ出来ない。
今この場を立ち去ってしまったら
瑠希さんは間違いなく透吾さんに喰われるだろう。
くそ・・・
「大和・・・あちぃ・・・服脱がせ・・・」
不意に瑠希さんの手が俺の腕を引く。
「やま・・・と・・早く・・」
瑠希さん
それ
反則です
心の中でそう呟きながら俺は瑠希さんのシャツに手をかけた。
ボタンをひとつ、またひとつと外していく。
瑠希さんの肌は真っ赤に紅潮している。
その姿に俺は思わず手を止めてしまう。
