
雪の華~Memories~【彼氏いない歴31年の私】
第2章 LessonⅡ 心ときめく記念日
ハッとして眼前の大きな鏡を見つめると、そこには普段の自分からはおよそ想像もできない見知らぬ女がいた。それは、輝自身でさえ知らない誰かだ。
「素敵ですよ、本間さん」
由佳里の表情は我が事のように誇らしげで嬉しげで。そんな彼女の顔を見ている中に、これはまさしく現実なのだと次第に認識できるようになっていた。
「これって、本当に私?」
「本当ですよ、本当に本当に本間さん自身ですって」
由佳里が笑いながら言った。
輝はもう一度、鏡の中の女を凝視した。シンプルなウェディングドレスがかえって輝のスレンダーボディを際立たせている。ドレスを着る前に、由佳里が持ってきていた厚手のパッドを貸してくれたので、それをブラの中に忍ばせているから、いつもは貧弱にしか見えない胸も大きく盛り上がって見える。
「素敵ですよ、本間さん」
由佳里の表情は我が事のように誇らしげで嬉しげで。そんな彼女の顔を見ている中に、これはまさしく現実なのだと次第に認識できるようになっていた。
「これって、本当に私?」
「本当ですよ、本当に本当に本間さん自身ですって」
由佳里が笑いながら言った。
輝はもう一度、鏡の中の女を凝視した。シンプルなウェディングドレスがかえって輝のスレンダーボディを際立たせている。ドレスを着る前に、由佳里が持ってきていた厚手のパッドを貸してくれたので、それをブラの中に忍ばせているから、いつもは貧弱にしか見えない胸も大きく盛り上がって見える。
