
壁一枚 2nd
第17章 後遺症
勇樹「美緒!?美…」
俯せで
力無く倒れている美緒
勇樹は美緒の側に駆け寄り美緒の体を
仰向けに
向き直させたが…
勇樹「…っ」
美緒「はぁ…はぁ…」
着替えの途中だったのか
上着のボタンを一つもしていない状態で
しかも寝る時に下着は窮屈だからと
ブラをしていなかった美緒
その為
上半身まる見えの
状態だった
勇樹「…美緒、ちゃんと服着て」
美緒「…」
不意をつかれ
勇樹は恥ずかしそうにしていたが
美緒の体に必要最低限、触れようとせず
乱れた服を
直してくれた
美緒「…熱い」
勇樹「?」
美緒「体が熱い…熱いの…」
