
壁一枚 2nd
第17章 後遺症
勇樹「俺、そっちにいるから」
美緒「…うん」
さすがに
着替えまで手伝うワケにいかず
勇樹は美緒に
新しいパジャマを渡すと
隣の部屋へ移動し着替えが終わるのを待
った
美緒「…」
ボタンを外し
上着を脱ぎ捨て新しいパジャマに腕を通
した
その時…
ガタン、バタン(何かが倒れる音)
勇樹「美緒?美緒、大丈夫か?」
ドア越しに
声をかけるが返事がない
少し迷いながらも最悪な事を考え勇樹は
ゆっくり
ドアを開けた
勇樹「美緒、開け…!?」
美緒「はぁはぁ…」
勇樹「美緒!?」
