
壁一枚 2nd
第17章 後遺症
美緒「…まさか」
勇樹「…」
それは
今から数時間前の事
寝込んだ美緒を心配し勇樹が家を訪ねた
のが
始まりだった
美緒「…はい」
勇樹「あっ、ごめん…寝てた?」
美緒「…ちょっとね」
勇樹「これお見舞いのプリン、これなら
口当たりいいから食べれると思って」
美緒「…ありが…と…」
勇樹「美緒!?」
美緒「…あっ…ごめん…」
熱のせいで
倒れそうになった美緒
そんな美緒を勇樹はギリギリのところで
体を支え
受け止めてくれた
勇樹「大丈夫か?」
美緒「…うん」
勇樹「…」
