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【オカルト雑談番外編】みんなの百物語

『夏はやっぱり怪談でしょ!』

……と言うことで性懲りもなく立ち上げてしまいました★
丁度、100コメ書き込めると言うことで、百物語。

創作怪談、古典怪談、ネットで拾った怪談、人から聞いた怪談……怪異についてでしたら、なんでも結構です。
心霊現象に纏わる話でしたら、感動的なお話でもOK♪
但し、「人間が一番怖いよね~」的なお話は趣旨が違うのでご遠慮下さい。

アナタがご存知のとっておきの「怪談」「不思議な体験談」「怖い都市伝説」を投下して下さい。

【ご注意】
※お話は出来るだけ500文字以内にまとめて下さい。
※誹謗中傷のコメントはご遠慮ください。
※ジャンルは「雑談」ですが、雑談スレではありません。
※なるべくネタ被りはしないよう、前のコメントをご確認の上、書き込みをお願い致します。
※必要であれば雑談スレはご自由に立ちあげて下さい。

100話集まったら終了です。
さてさて、夏が終わるまでに100話集まるのでしょうか?
2 あるホテルのフロントマンの話

夜勤専門の彼の仕事は基本的に電話番。する事がなければテレビを見ていてもOK。事務所のテレビ脇には防犯カメラのモニターが並んでいた。
その晩もテレビを見ていると、視界の隅で動く物がありモニターに視線を移すと八階の廊下に男性が俯せで倒れているのが映っている。酔っ払いかと思い内線でスタッフに確認する様に指示を出したが、会話中に男の姿はモニターから忽然と消えていた。ところが今度は七階のモニターに映っている。どうやら男は移動している様だった。下に向かって。
怖くなり、彼はスタッフを事務所に呼び寄せた。初めは信じて貰えなかったが、二階のモニターに男の姿が映っているのが見えたらしく信じてくれた。画面の前で二人が固まっていると、事務所の扉が「ギギィィィ」と不気味な音を立てて開いた。緊張しながら扉を凝視していると、スタッフが叫びながらモニターを指を差した。

そこには……

何かを訴える様に口をパクパクとさせた血の気のない中年男性の顔が画面いっぱいに映し出されていた。
恐怖の余り二人は叫んで固まったが、気が付けば男は消えていたそうだ。
彼は一体何者だったのだろうか……?
3 【ラブホテル】

旅館のようなラブホテルに入った時のことです。
人の気配がしなかったのでキョロキョロしていると、突然お婆さんから声をかけられました。
お婆さんに案内され部屋の中に入ると、夏だというのに壊れかけた石油ストーブが置いてあり、部屋中埃だらけで、湿っぽい感じがしていました。
イヤな予感がしていると、トイレに入った彼女が真っ青な顔をして出てきて「水洗の水が真っ赤だった…」「こんなところもう居られない!」と気味悪がったので、部屋を出て苦情を言おうとさっきのお婆さんを探しましたが、誰もいませんでした。

結局、そのまま車に乗り立ち去ることにしたのですが、最後に振りかえって建物を見ると、さっきまで見ていた建物とはまったく違った外観にいつの間にか変わっていて、そこには崩れかけた廃屋が建っていました。
そのあとは二度と振り返らず、30分くらい車を飛ばしつづけました。

お婆さんやトイレの水くらいは偶然でありえることですが、最後の、普通に見えていたはずの建物が一瞬のうちに廃屋に変わっていたのだけは、今でも理由がわかりません。
4 【二度と行けない町】
これは僕が本当に体験したお話です。

随分前に、姉夫婦の家に泊まりに行った時、姉夫婦の子供が、夜泣きしたんですよ。
毎日の事ではないらしく、たまにあるのだとか。
車に乗せると泣き止むみたいで、僕もそれに便乗させてもらって、夜な夜なドライブに行きました。
姉夫婦もオカルトな事が好きなもんで、ドライブしてるうちに、『どっか怖そうなとこ行こう』って事になったんです。

それでわざと暗い道を選んで、山の方へと走ってたんですよ。そしたら、何か町?と言うか、家が建ち並んだとこに急に出たんですよね。
でも…何かおかしい。
真っ暗なんです。ボロくもなくて綺麗な家々なんですけど、何の気配も無くてとにかく真っ暗。
『?』と皆が思った時、泣き止んで寝た筈の子供が急に『ギャーーーーーっ!!』って凄い声で泣き出したんです。

スピードを落としたから?って事で、スピードを上げて走ったら直ぐにその町?からは出てしまったんです。
すると子供はピタリと泣き止んで、寝息を立て始めました。
もう一回引き返してみようかってなって、Uターンして戻ったんですけど…
もう二度とその町には行けませんでした。

5 【ギシ……ギシ……】


怪談でよくある舞台の中で、事故物件てのがありますな。自殺、殺人、変死体等見付かった部屋なわけですが、ある男性、仮にAさんとしますが、Aさんが、その部屋を事故物件とわかった上で借りたんだ。

床と天井だけ張り替えてあってまるで、事故物件だとは思えないくらい綺麗だったんだ。

で、普通に生活してたんだけど、決まって金曜日の夜11時になると、部屋の中で「ギシ……ギシ……」と鳴る。

また、次の週も「ギシ……ギシ……」また次の週も、その次の週も。最初は、そんなに気にもとめなかったが、だんだん気になりはじめた。


ある日、たまたま友人が遊びに来て、二人でお酒を飲んでたんだ。

いつも11時には布団に入ってるAさんは、その時は、起きていた。

すると「ギシ……ギシ……」とあの音。


その音がした瞬間、友人が悲鳴を上げた。

なぜなら、壁に天井からぶら下がって揺れる、人の影が……そう、ここで首吊り自殺があったんです。あの音は、ぶら下がった時の天井がきしむ音だったんですね。

Aさん、いつも電気を消して寝ていたから、影がわからなかったんですよ。




6 ずり女

『ずり女って知ってる?髪女とも言うんだけど、夜、一人で家にいる時に外からゾリッゾリッって音が聞こえるんだって。その音は、ずり女が地を這う音でね、ずり女は家の周りを這いつくばって一週するんだって!ずり女の姿を見ちゃうと不幸になるらしいから、外でゾリッって何かが這っている様な音がしても絶対に確かめる様な事をしてはダメよ!……えっ?確かめる事が出来ないんならどうやってずり女がいる事を証明出来るのかって?ふふっ、それはね……』

私は友人からこのふざけた話を今日聞いた。

遅くに帰宅した私は今、家に一人でいる。独り暮らしだから当然だ。
今、私は、干しっぱなしの洗濯物を取り込もうと、ベランダに出ている。

その私の足下に私のモノでは無い長い髪がどっさり落ちている。

私は友人の話を思い出す。

『ずり女が来たかは直ぐ分かるのよ。ずり女の長い黒い髪が家の周りに落ちているんだって!這っているうちに引っかかったりして抜けた髪がごっそりとね!だから、ずり女だって分かるの』

「来たんだ……」



自分のモノでは無い長い髪。
それが部屋の中にも落ちている事を、この時の私はまだ知らない。

7 【山のお地蔵様】


山好きの知人の話。

奈良の山らしいんだけど、20年近く前に、ちょうど今くらいの時期、山ん中で、軽く遭難したそうだ。

で、地図とコンパスを頼りに、なんとかふもとに通じる道に出たそうだ。

だけど、それが夕方の7時で、本人はペンライトしか持ってなかった。

本人は今ぐらいには帰ってると思ってたんだ。

そして、道は真っ暗になって、小さな明かりを頼りに歩いていくが、途中で岩にぶつかって、なにかがゴロゴロと転がった。落石かと思い、ライトで照らしてみれば、お地蔵様の頭だったんだ。おそらく古くなってヒビが入ったお地蔵様にぶつかったかして、首の部分が落ちたんだと、知人は先を進んだ。

だが、その頭はゴロゴロと転がってついてきたんだ。

気持ち悪くなった知人は頭を、他の石で固定して動けなくした。

ところが行けども行けどもふもとには着かず、くたびれて近くにあった石に腰をおろした。
なんか、おかしいと気が付いて、座った石をよく見れば、その石が、自分が固定したお地蔵様の頭だった。

怖くなって、朝までいて、頭を元の体に戻したそうだ。むっちゃ、重くて、怖かったんだと。
8 【焼き増し】


写真に纏わる話ってのも結構ありまして、これも不思議で不気味な話です。

ある男性の高校生の頃の話ですが、修学旅行で自分のカメラを持ってきていた。

今みたいなデジタルではなく、フィルムのタイプ。

で、それを使って、有名な神社の前で、友達6人で撮りたいってことで、地元の方に撮ってもらったんだ。

たくさんの思い出をフィルムに詰めて、それをカメラ屋さんで現像してもらう。

さらに、人数分、焼き増ししてもらったんだ。

それを配ってから、またその写真を眺めた。

「あれ?」とおかしな点を見つけた。それは神社で写したものだが、端っこに全身黒ずくめの人物がいるのだ。

なにか気持ち悪い。

「これってなんだ?」と、友達が写真を持ってきたのだが、なにか変だった。

同じ写真なのに、自分の写真と違い、黒い物体の向きがおかしい。

念のため、他の写真も見せてもらった。

それを見て驚愕した。

焼き増しした同じ写真1枚ずつ、それだけが向きを変えていき、正面をむこうとしていたのだ。

あと2枚ほど、数が多かったら……

ちなみにネガには何も写ってはいなかった。



9 【パジャマ】
僕が本当に体験したお話です。
*お話上ややこしいので一応…僕は女です(笑)*

その時付き合っていた彼氏←(この人は少し感が強い人)の家に、半同棲していた時のお話です。

僕がいつものようにお風呂に入って、洗面所で髪を乾かしていた時です。

鏡を見ながら乾かしていたのですが、何となく…ただ何となく横を見たんです。
そしたら、僕とお揃いのパジャマを着た人が、スーッと彼氏のいた部屋の方へ行ったんです。

なので勿論彼氏だと思ったんです。

何か飲み物でも飲んで、台所から部屋に移動したのかなと。

んで、髪も乾いたので、彼氏のいる部屋に戻ったんですけど……

彼氏、そのパジャマ着てなかったんですよね。

「……えっ?!」

って思って、よくよく思い返してみて……

その日は雨だったので、朝部屋干ししていったんですよ。そのパジャマ。

確認しに台所の方へ行ったら、ちゃんとありました。

彼氏にその事を言うと

「あぁ……今日誰かいるよな。大丈夫や。」

ですって。

おいっ!!そんな簡単なもんなのか!!
とビックリ致しました。

でも本当に大丈夫でした。
10 まんじゅうこわい

私と、たぶん従妹の女の子だったと思いますが、仮にAちゃんとします。私とAちゃんと二人で、近所に住む、おばあちゃまのお家へ遊びに行きました。
おばあちゃまは、私とAちゃんを歓迎して下さり、私たちにおやつとして、しっとりとしたお饅頭と麦茶を出してくれました。
子供だった私は、正直、おやつにお饅頭を出されるのは嬉しくありませんでしたが、よそに来てわがままは許されませんし、それに、おばあちゃまが折角おやつに出してくれたのですから、食べなきゃ悪いと思い、嬉しいふりをしてお饅頭を食べました。
けれど、Aちゃんは、お腹がいっぱいだからと言って、お饅頭に手を付けませんでした。

おばあちゃまの家からの帰り道、私はAちゃんに言いました。

「お腹いっぱいって嘘でしょ!お饅頭を食べたくなかったから嘘ついたんでしょ!ずるい!」

Aちゃんは、私の言葉に、泣きながら答えました。

「うん、食べたくなかった……だから嘘ついた。だって、だって、あのお饅頭、怖かったんだもん。あのお饅頭ね、目が付いてたよ。ぎょろって私を見たの!」

「…………」

早く教えてよ。
私、食べちゃったじゃん。

11 【耳】
私は子供の頃から耳がよく、割と色々な音を耳にします。家から離れた所の交差点で車が衝突した音が聞こえたり、隣家の電話の音が一緒に居る人には聞こえないのに、私にだけ聞こえたり(隣は伯母の家で、遊びに来ていた伯母に伝え、伯母が戻ると鳴っていた)。
ある晩、パソコンに向かっていると隣家から女性の悲鳴と、その後に急発進をする車の音が聞こえて来ました。時計を見ると午前1時半を回った所でした。暫く耳を澄ませて居ましたが、特にその後は何もなく、そのまま就寝。翌朝にはすっかり忘れていたのですが、それ以降、妙な物音が聞こえるのです。
階段を上り下りする音。ドタバタと歩き回る音。そんな音が午前1時半になると聞こえてくるのです。家が密集している場所の古アパートですが、他人の家の物音がそこまで聞こえてくるものでしょうか?
音の方向は、現在は家が建っていますが、私が引っ越してきたばかりの頃は駐車場。何となく気になって不動産屋に訊いた所、駐車場の前は家が建っていたそうですが、住人が事件に巻き込まれ亡くなった為、売りに出された後、駐車場になったそうです。

私の聞いている音は、その時の音なのでしょうか……?
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