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壁一枚

第44章 別れの予感



先生「上田先生、探しましたよ」

孝志「すいません、何か?」

先生「教頭先生がお呼びです、転勤の事
で話しがあるようで」

孝志「わかりました」

美緒「…」


美緒がいた事に
特に怪しむ様子はなく
用件だけ伝えると先生は準備室を出て行
った


美緒「…」

孝志「美緒、さっきの続きだけど…」

美緒「呼ばれてるんでしょう、早く行か
ないと…」

孝志「でも…」

美緒「またね、先生…」

孝志「美…」

美緒「…」


お互いの為にも
ちゃんと話すべきだったが
話しを聞くのが怖くなり美緒は逃げるよ
うに
準備室を出た


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