8回目の片思い
第1章 8回目の片思い
「花怜、先帰るね……」
お邪魔だろうとその場から立ち去ろうとすると、
「えっ? 待ってよ、お姉ちゃんっ!」
花怜が慌ててついてきた。
「なんでついてくるの? 増田さん、待ってるよ?」
「怖いよっ……ひとりにしないで、お姉ちゃん!」
花怜はすごく不安そうな顔をした。
「えっ……でも告白だし……」
「お願いっ……」
「……もうわかったよ。ここにいるから、増田さんと話してきなよ」
「ありがとう、お姉ちゃん」
花怜はホッとした顔を浮かべて、増田さんの元へと戻っていった。