お題小説第1弾「マヨヒガ」
第1章 高人の話
しかし、知らない土地でただただ音を頼りに進めばどうなるか?
当然の結果として、ぼくは迷子になってしまった。
帰り道がすっかりわからなくなったのである。
風鈴の音は相変わらずしているが、
自分がどこにいるかはおろか、どっちから来たのかすらわからない。
午前中に出てきて、歩き詰めだ。
お腹も空いてきてしまい、本当に心細くなった。
しかし、立ち止まっても何も解決しない。
もうこれは音の源である家に行って、帰り道を聞くしかない・・・
そう心に決め、また歩き始めた。
音だけを頼りに、
あっちかな、こっちかなと進んでいるうちに、
突然ぱっと目の前がひらける。
そこには、茅葺きの大きな門を構えた、
立派な家があった。
庭はとても広くて、門の陰から覗いてみると、
畑には赤々としたトマトやみずみずしいスイカなどが実り、
ニワトリが放し飼いになっていた。
家とは別に庭の奥には小屋が見え、
そこには馬が2頭飼われていた。
右手にあるのが母屋だろうか、茅葺きの家があり、
そこにある縁側の上で、青色の風鈴が風に揺れていた。
ちりん…
ちりりん…
その音は不思議な引力を持っているみたいで、
ぼくは、知らない人の家だということも忘れて、
ふらふらとその家の庭に足を踏み入れていた。
ここはいったい…
当然の結果として、ぼくは迷子になってしまった。
帰り道がすっかりわからなくなったのである。
風鈴の音は相変わらずしているが、
自分がどこにいるかはおろか、どっちから来たのかすらわからない。
午前中に出てきて、歩き詰めだ。
お腹も空いてきてしまい、本当に心細くなった。
しかし、立ち止まっても何も解決しない。
もうこれは音の源である家に行って、帰り道を聞くしかない・・・
そう心に決め、また歩き始めた。
音だけを頼りに、
あっちかな、こっちかなと進んでいるうちに、
突然ぱっと目の前がひらける。
そこには、茅葺きの大きな門を構えた、
立派な家があった。
庭はとても広くて、門の陰から覗いてみると、
畑には赤々としたトマトやみずみずしいスイカなどが実り、
ニワトリが放し飼いになっていた。
家とは別に庭の奥には小屋が見え、
そこには馬が2頭飼われていた。
右手にあるのが母屋だろうか、茅葺きの家があり、
そこにある縁側の上で、青色の風鈴が風に揺れていた。
ちりん…
ちりりん…
その音は不思議な引力を持っているみたいで、
ぼくは、知らない人の家だということも忘れて、
ふらふらとその家の庭に足を踏み入れていた。
ここはいったい…
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える