子猫クロワサンス(最終回)
第3章 子猫プレザン
「お~~~…結局…ユナ以上に好きになることができなくて…。
破局して思い返してみると、彼女たちに申し訳なく思ってて…、見てたなら分かると思うけど…彼女たち全員…ユナに似ている子たちだったから」
「え……それじゃぁ…」
「ちょっとね、腹もたった時期もあったけど……ユナのこと…今でも好きなんだよ俺」
そういうと、ユナは大きな瞳からボロボロと涙を流した。
「啓二さん…僕も……僕も!啓二さんが今でも好きです。もう一度…もう一度…僕と付き合ってくれませんか?」
まっすぐ力強く俺を見る目は本物だった…。
「もちろん……ユナ…俺の恋人になってくれますか?」
「もちろん…」
10年なんてブランクなかったかのように…俺たちは元の関係へと落ち着いた。
いや――――…元の関係よりも…より深く新しい関係に…なった。
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