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お題小説第6弾『泡姫の純愛』

第1章 泡姫の純愛

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「うんとねぇ、病気ってのはねぇ…
 つまり性病の確認みたいな感じかなぁ…」


「え、性病の確認?」

「うん、そう、もしもね病気持ちだとね…
 あのミントのスースーが、滲みて痛いんだってぇ…」

「え、痛いんだぁ?」

「うん、ま、100%じゃないみたいんだけどね、大概の病気持ちの人には、滲みて痛いみたいよ」

「へぇ、そうなんだぁ…」

 高級店の違いとは…
 それは、キャストさんの秀逸さの他に…
 まずはいきなりの、即フェラチというサービスがある――

 これが、また、男心をくすぐり、掴み…
 キャストさんとの緊張を解してもくれるのである。

 だけど、基本、高級店は、ノースキン…
 だから、様々なリスクもあるみたい――

「大変……なんだね…」

「え、あ、うん…でもね、そんなことないわよぉ…」
 めいちゃんは、明るく応えてくれる。

「え、そ、そうなの?」

「うん、ほら、ここは高級店だからさぁ…
 逆にさぁ、お客様の層も、比較的お金持ちの、常識的で素敵な方ばかりだからねぇ」

「あ、う、うん…そうかぁ…」

「それに、純くんみたいにねぇ…」

「え?」
 純は、オレの名前。

「可愛くて、素敵だから、好きよ…」

「あ……」

 オレは、ドキっとしてしまう――

 ここは、所詮は風俗…
 それに、こんなめいちゃんの言葉も、高級店故からの、単なるサービストーク…
 そう分かってはいるのだが…
 馬鹿だとは思ってもいるのだが…

 この笑顔と、可愛さと、そして、この可愛さとのあまりにもギャップ差のあるセックステクニックからもたらす快感が…
 
 オレの心を魅了し、傾倒させ、いや、昏倒してしまい…
 このめいちゃんに、すっかり夢中になってしまっていたのだ。

 そして、あり得ない間抜けな、風俗嬢に対する純愛が故に…
 危険な憂鬱をも…

 生んでしまっていた――


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