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箱入り娘、異世界へ行く。

第1章 レオとの出会い

「なに? 犬?」

「ちっ、やべぇな……。奴らに気付かれたか。おい、すぐにここから離れるぞ!」

「えっ、えっ?」

「奴らに見つかったら骨まで食われるぞ! すぐに森から出ろ!」


 おじさんは剣を背中の鞘に収めて走り出した。ただならぬ雰囲気に戸惑う。


「えっ……待って……なに、どういうこと? 撮影中じゃないの……? レギウスってなんなの? 骨まで食われるって、冗談……」


 その時、ゾクッと背中に悪寒が走った。


「やだっ……置いて行かないで! わたし、どこに行けばいいのかわからないのにっ……!」


 逃げろと言われたって、どこに逃げたらいいかわからない。もし逃げた先に魔物がいたら……わたし、食べられて死んじゃう!?


「こっちだ、走れ! 俺についてこい!」

「……っ!」


 わたしはわけがわからないまま、おじさんの後を追った。そして走って走って走り続けて、森から脱出した。



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