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箱入り娘、異世界へ行く。

第2章 帰りたいっ!

 わたしはレオが持ってきてくれた温かいスープとパンを食べたあと、トイレに入った。
 

 トイレはどうなってるかと思いきや、意外にも洋式でホッとした。日本と同じようにレバーがあって、流れるようになっている。だけど問題は紙。見慣れた芯の入ったトイレットペーパーは見当たらないけど、足元に置いてあるカゴの中に紙が入ってるのを見つけた。


「良かった、紙あるじゃん! ……ん?」


 この紙、すごくゴワゴワしてる。
 こんなんで拭いたら切れちゃうよぉ!
 だけど紙はこれしかない。拭くしかない……。


「はあっ……」


 トイレから出てくると、レオにどうした?と聞かれた。


「えっと……トイレの紙……硬いなぁって……」


 こんなこと話すの恥ずかしい。でもあんな硬い紙でみんな平気なのか聞きたかった。


「ああ、あれな……拭けなくはないけど、ちょっと硬いよな」


 やっぱり現地の人たちも硬いと思ってるんだ。


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