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【参加型小説】異界からの脱出

第4章 山内喜代 81歳 【1/2 20:55】

「今日はここで夜を過ごすのかしら……」

喜代はブルッと身震いした。店内にエアコンはついているが、首元が少し肌寒い。

「ちょっと待って」

ノエルはキョロキョロ周りを見渡すと、袋に入ったブランケットを持ってきた。

「これ、使いなよ」

「あら、いいの?」

「大丈夫、ちゃんと払うから」

ノエルはお金をレジのカウンターに置いた。

「ありがとう、ノエルくん」

喜代は嬉しそうにブランケットを羽織った。

「とても温かいわ」

「良かった。じゃあ、そろそろキーとなる物を探し……」

その時、コンビニのドアが突然開いて、青白い顔をした死者が店内に入ってきた。


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