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【参加型小説】異界からの脱出

第3章 キーユ 29歳【1/2 12:48】

「……ということは、異界から脱出できたのか……」

キーユの独り言に女性は首を傾げる。女性は綺麗な人だった。こんな見ず知らずの自分のために涙を流してくれるなんて……。

「あの……すみません。こんな時になんですけど……オレと付き合ってくれませんか?」

「嫌です」

「……」

さっきまで涙を流していた彼女はスンッと真顔になると、キーユの前から去って行った。

そしてキーユは童貞のまま30歳を迎えた。

ノエル少年よ、無事に異界から脱出できることを祈っている。


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