
🐝極甘ハニー🍯
第3章 王子と落とし穴の裏側
西条はその日――――どうやって自宅に帰ったか覚えていなかった。
家族に知られた恐怖と――――…
汚れた目で見られる…と言う絶望感で何度も逃げ出したかった。
しかし、逃げたら――――…盗撮男が何をするか分からない…。
しかも、まだ背後にアイツの気配を感じ…逃げたくても逃げられない…。
「ただいま――――」
住宅街でも比較的富裕層として一目をおかれている西条家の玄関から入るも――――…
家族の出迎えはない。
――――いつもの事だから…普段ならそれでいいのだが…
あの部屋と映像をみたのなら……
一目散に愚息を殴りに現れたり、貶しに来るなり――――しないのだろうか…と、西条の頭は今後の自分の立場や存在価値の揺らぎで心が乱れ続ける。

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